マンガ

BLACK LAGOON

ロリメイド ファビオラと、例のターミネイたーメイドを絡めたお話完結編。
今回は、主人公であるはずのロックは終始脇役であり
ロベルタを取り戻そうとする
少年ガルシアとファビオラのお話です。

後味の悪さを演出しようとする
犠牲なくして結果はない的な話です。

その流れ、覚悟は見事だと思います。
自分の命をベットすることよりも、他人の命が失われるのを静観することの方を
覚悟
とするあたり(黄金の三角地帯での攻防)

まぁ、
主人公ロックが空気扱いされすぎてキレたのか
最後に明らかに作者の悪意で持って
あの台詞
を言わされたのは、
キャラクターのブレを感じつつも
うまいなぁ
と思いました。<ネタバレ>
友軍であるはずの兵士に
ロベルタという敵に専守防衛を指示して見殺しにした
隊長、ガルシア、ファビオラ
その後のガルシアとロベルタの一騎打ちよりも
僕には、見殺しの方が思い覚悟に見えました。
だからこそ、
ロックの
みんな無事に帰ってきて...
という笑顔が、読者へ毒牙となって嫌悪を催せる代物になれたのだと思います。
ロックのキャラ的には無いなと思いつつ
僕の知る作品の多くは、ロック側から事態を見ることが多いために
自分のみならず、他人の命まで賭けることを覚悟したガルシアたちは新鮮で感動できました。