■

[ARIA 12巻]

ひとまず、祝完結。
よもや、この漫画を購読するようになるとは...病んでるのかな？
ガンガン系の女性作家らしい、天然にボケた人たちの日常再発見的お話＋忙しくてもいまを楽しもう、という嫌味なくらいに前向きな作品。
最後は一冊ほとんどが、代交代に当てられて、
アリスに続き藍華、灯里もプリマに合格する。
この辺に関してはもうちょっと掘り下げて話数使ってもいいのではとも思うけど、さっさと通すのもこの作者らしい。
最終話の新しい日常、と数年後
は予想していたけれど、
朝に灯里が見る過去の団欒の1シーンはいい演出でした。今まで積み重ねたシーンをうまく再利用。
働くと、忙しくなってむしろ好きなことができなくなったり、好きな人に会いづらくなったりするけど
ずっとモラトリアムではないし、
変化していくなかで、同じ楽しみはなくなっても違う楽しみを見つけられる。
という、綺麗過ぎて気持ち悪くなるくらいストレートな作品。
まぁ、最近は病んで無くても結構素で読めるので、自分も趣味変わってきたなぁと思う。
結局、萌えで癒しでご都合主義でこんなやつぁいねえよ、なんだけど
明日もうちょっとがんばってみようかな、と思う作品でした。