何か書け?

友人に
メタ思考しすぎ
とつっこまれました。
じゃあいっそ突っ走ります。<電撃文庫とアニメ化の不思議な関係>

原作を読まずに、「とらドラ!」と「とある魔術の禁書目録」を見ています。
場合によってネット+コメントで見ていますが、よく
状況がわからん
主人公はどうしてこんなことしてるの?
という質問が出ます。
んでたいてい
原作読め
と返ってきます。
これ結構おもしろい事態だと思います。
どちらも、ぱっと見一冊200〜350Pほどの小説シリーズが10冊かそれ以上でている段階でのアニメ化です。
しかし、アニメでは、どうやら2〜3話で一冊を消化する、かなりの圧縮ペースです。
ちなみに、近年の他のライトノベルアニメで言うと、
狼と香辛料は13話で2巻分
涼宮ハルヒの憂鬱なんかも1巻を6話分と、比較的丁寧にやることが多かったなか違う流れでもあります。

しかし、この流れ
結構うまいんでないかな?と思います。

とらドラ!はめまぐるしく変わっていく状況の中、小説ならメインとなる登場人物の心象、思考なんかをあえてバシバシ省いています。
だから一人語りでテンポ悪くなったりせず、見ていて飽きない作りになっています。
それに、どうして登場人物はこんなことをしたのか?
という問いへの回答が原作にあることで、アニメからの購買意欲もいや増しというものです。
とある魔術の禁書目録でカットされているのは、心象などよりもむしろ途中の全て、というレベルです。
派手な事象+中2病な語りのみで全体を構成することで、作品に流れる意味不明さは鰻登りw
しかし、それが返って背後にある膨大な設定(?少なくとも小説ページ分は?)を匂わせることになり
結果、原作の購買意欲が...

こんな風に、今回の2つのライトノベルアニメは、アニメを見たからこそ原作が読みたくなるという広告的効果を強く狙ったものではないか
と深読みするわけです。
そんなに内容ないだけじゃね?
それは禁句です。