ぼくがアニメをまだ見ているワケ

の全てではないのですが

年々確実に進化している点に
アニメーションによる

西洋の町並み(中世の町並み)の表現

星空の表現

というのがあります。


それが、年々
リアリティを増しているんです。
リアリティというのは、ただトレースなどによりリアルを追求するだけでなく
そこにある文化や感じたものを表現しようという、活動をしている。
そこが好きです。


狼と香辛料では
だいぶ北の町に来ました。
二階三階と道へせり出してくる構造
一階は少し高めで石造り。
商人の館は、総石造りなど
僕がヨーロッパで見てきた構造にちかい感じです。
部屋の中も、決して木造で暖かそう
ではなく、窓も小さく、ガラスはなく、壁は分厚いです。
でも、だからこその異国情緒だし、街ごとに家の構造が違うのは当たり前。
そういう、生きた街のある世界にしたいと考える人がいることが最近のアニメの幸い(働く側にとっては不幸かも)だと思う。


化物語では
原作待望?の星空回。
いろんな見せ方をして、
正確と思えるモノはほぼなしだけどw
どうにかして、星空の綺麗さを伝えようとする気持ちは伝わってきた。
星空は難しい。
少なくとも、ビデオ映像であの感動を伝えることは出来ない。
プラネタリウムや写真は、また別種の美しさを伝えてくれる。

でも、本物は
あの空の高さと
数えることの許さない、押しつぶされそうな星空は、まだ再現できない。

それでも、アニメーションは、写真やプラネタリム同様、新しい何かを伝えられそうに思う。

と感じる。