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スズミヤハルヒの溜息4
すずみやシリーズ長編2作目。
原作読了済み。
内容は、アニメの一話で流れた劇中自主製作映画の撮影模様。
結構なカタルシスがあった一巻とは異なり、ハルヒの神様的能力の紹介とか
キョンハルヒの心理描写?が主。
やっぱり映像で見ていても、いまいち盛り上がりに欠けるというか、各話の切れ目がうまく切れていないように感じてしまう。
前回に引き続き、完全な暴君と化している涼宮ハルヒに対して、今回キョンはまじぎれするという展開。
本で読んでいると、暴走から切れるまでのタイムラグは読み手のフラストレーションと一致するくらい早かったのだけど、
映像だと、前回含めて50分暴走しているわけで、
そうなると、内容おなじでもハルヒの横暴が目に余るかなぁ。
というか、むしろ鶴屋さんのほうが酷くないか、とか感じる。見て笑っているだけだから。
この話の主軸は、
作中キョンだけがハルヒに真っ向意見できる人、
そしてそれにハルヒ自身も気づいていること

キョン自身、何事もしていない自分にモラトリアムな不安を感じていること
それがハルヒのそばにいる理由であること=何かしたいが、何をしたいか...てやつ
てのを読者に見せるためのもんだと思うので、この話で二人の方向性は示されたと思う。
後は、どたばたを残すのみ。
主にしゃみせん的な意味で。